スラーデックさんのメッセージ

EWS(シェーナウ電力会社)のスラーデックさんに頂いたメッセージをこちらに掲載します。 鹿児島の”みんなのでんき”(http://www.facebook.com/Minnanodenki)のメンバーが、 『どうしてスラーデックさんは子どもが5人もいたのに当時そんなに頑張れたんですか…

エネルギー公社

今日はドイツのエネルギー公社について説明します。自治体が出資して作る会社で、電気・ガス・水の供給などをしています。日本ではエネルギー公社という言葉は耳慣れませんが、いったい何をしている所なのでしょうか?先ずは日本の例を見てみましょう。日本…

鹿児島県 シェーナウの想い上映会のおしらせ

7月初めに連続して映画シェーナウの想いの上映会があります。まだ見られていない方、もっと色々電力についてお話ししたいという方是非ご参加ください。私は7月4日の上映会に参加します。*7月1日 鹿児島県溝辺町 時間:9時〜田んぼに合鴨の放鳥 10時〜上…

シェーナウ電力会社(EWS)の最近

シェーナウ電力会社(EWS)はこのブログでも何度か紹介していますが、ドイツの住民がつくってしまった電力会社です。今回はこのEWSの最近の活動についてご紹介します。EWSは最近、自治体のエネルギー公社と協力して、住民参加による電力の供給を始めようとし…

伊賀川の改修工事

前回に引き続き岡崎市に出した意見です。すこしでも美しい伊賀川を将来に残していきたいです。 平成20年の豪雨で伊賀川が氾濫し2名の方が亡くなりました。それを受け現在では床上浸水対策緊急特別事業で伊賀川の治水工事が行われています。 集中豪雨により水…

シンポジウム「再生可能エネルギーと地域づくりを考える」の報告

3月24日に徳島県の佐那河内村で行われたシンポジウムに参加してきました。2001年に行われた吉野川の河口堰反対運動や、ダム建設反対運動など住民運動が活発な徳島で、再生可能エネルギーを自治体で、そして住民参加でやっていこう!という動きがあります。こ…

広域処理に関して

瓦礫の受け入れについて今思っていることを書きました。これは岡崎市に意見としてメールで送ったものです。岡崎市長様ならびに岡崎市職員様へ 愛知県が瓦礫の受け入れを積極的にしていく態度を示していますが、現在愛知県内、県外でこの瓦礫の処理に関して非…

シェーナウの想い

住民が電力供給会社を作ってしまった! というドキュメンタリードイツ映画があります。日本語字幕付きです。 タイトルは「シェーナウの想い −自然エネルギー社会を 子どもたちに−」といいます。チェルノブイリをきっかけにしておこったドイツ南西部の小さなシ…

ユネスコエコパークとは

ユネスコエコパークとはユネスコが正式に認めた持続可能な社会を実現するためのモデル地域のことを言います。このユネスコエコパークは国立公園や自然公園などとは違い、自然の保護だけでなく、人間と自然がうまくやっていくことを目指し、持続可能な地域経…

ユネスコエコパーク(生物圏保護区)について

○ユネスコエコパーク、生物圏保護区、Biosphere Reserve みなさんはユネスコエコパークもしくは生物圏保護区という言葉を聞いたことがあるでしょうか?これはユネスコ(UNESCO:国際連合教育科学文化機関)が認定する広い面積を持つ地域の名前です。このユネ…

足るを知る

どんな社会に暮らしたいと私たちは願っているのでしょうか?もちろん色々な視点がありますが、今回は『足るを知る』という心の面から見ていきたいと思います。環境破壊、貧困、戦争や原発事故など、私たちは様々な問題を抱えています。このまま今までしてき…

脱成長に向けたネットワーク (持続可能な社会のために)

先日黒い森(シュバルツバルド)にある山小屋で行われた合宿に参加してきました。 若い研究者が集まって、脱経済成長に向けたネットワークを創っていく計画について話し合うための合宿でした。持続可能性という大きなキーワードのもとに、現在の社会情勢や経…

森の幼稚園の先生にインタビュー

森の幼稚園の先生Günther Widmann(グンター ヴィッドマン)にインタビューをしました。グンターの自宅で、焼いて持って行った人参ケーキを食べながら、長時間色々な話をさせてもらいました。少し長い文ですが、様々なことを話しているので読んでみてくださ…

銀行を替えよう

先日の日曜日にブライザッハの脱原発デモに参加してきました。この日は小雨も降り、気温も冬並みに寒く風も強い一日でした。それでもこの日ブライザッハのデモに集まったのは千人を超えていました。 デモ行進の前に14、5歳の女の子二人がみんなの前で話し…

送電塔の上に風車

今日はとてもシンプルかつ新しい発電のアイデアを紹介します。送電塔の上に小型の風車を取り付けそのまま電気を送電線に送るというとっても簡単なでも素敵なものです。先日(9月14日)にFree Energy という建築家のヴォルフガング フレイによるグループが…

EWS(シェーナウ電力会社)のウルズラ スラ−デックさんにインタビュー

6月にシェーナウ電力会社に訪問し、スラーデックさんにインタビューさせてもらいました。とても清々しい笑顔の女性で、明るく優しいとても素敵な方でした。脱原発、市民のための市民による活動を目指し活動されています。この日は徳島県の上勝町役場の視察に…

エコ電力供給会社

エコ電力(Ökostrom)って? エコ電力とは自然に優しい方法で発電された電力のことをいいます。この電力は再生可能エネルギー(風力、水力、太陽エネルギー、地熱、バイオマス)や環境にやさしいコジェネシステム(熱併給発電)を利用したもので、環境に負荷…

エコ電力へ切り替え(脱原発へ)

エコ電力とは再生可能エネルギーや自然に優しいコージェネ発電などからの電力のことを言います。つまり環境に負荷のかかる原発や化石燃料によって発電された電力が入いっていない電力のことです。ドイツでは自分の家の電力配給会社を選ぶことが出来ます。要…

バイオエネルギー村

ここではドイツの農村地域における、再生可能エネルギー発電の取り組みを紹介します。先ずBioenergieDorf(ビオエネルギードルフ)とは、地域のバイオマスを活用した電力、(暖房用などの)熱の自給自足を目指した村のことです。ドイツでは2006年に誕生…

エネルギー自給、輸出村2

今回はマウエンハイムという村の事例を紹介します。この村は2006年に再生可能エネルギーで自給自足に成功したバーデン・ブルテンベルク州では1番目の(ドイツではニーダーザクセン州のJühnde(ユンデ)村に次いで2番目の)“再生可能エネルギー村”です。 マウエ…

エネルギー自給、輸出村

今日は前回のシェーナウに引き続き再生可能エネルギーに関するドイツ市民の活動の紹介をしたいと思います。フライブルクの北約25kmに位置する人口約4200人の村フライアムト(Gemeinde Freiamt)は、1997以来、再生可能エネルギー源を使ったエネルギー供…

市民による電力供給会社(ドイツの市民活動)

今回は黒い森にあるシェーナウ(人口約2500人)という町の電気に関する市民活動について紹介します。シェーナウ(schoenau im Schwarzwald)のUrsula Sladekさんが4月11日に世界のもっとも重要な環境賞の一つで、グリーンノーベル賞と言われているゴール…

12万人の反原発デモ

先日の日曜日(4月24日)はキリスト教圏ではイエスキリストが蘇った復活祭の日でした。そして昨日の月曜(4月25日)もオースターモンターグといって祝日でしたが、この祝日にドイツ全国で一斉に反原発のデモがありました。私も日本人の友人3人とライ…

原発についての話

今日で地震発生から早1か月が経ちましたが、被災地ではまだまだ大変な状況が続いています。一刻も早い、そして希望が持てる復興を心から祈っています。このような地震、津波の甚大な被害にも関わらず、原発への対応を迫られている政府は、この原発事故のおか…

募金

昨日フライブルクのVolkshochschule(市民大学)と言うところで、日本の震災のための募金活動がありました。音楽ありケーキあり、折り紙や習字を体験できるスタンドありと様々な催し物がありましたが、非常にたくさんの方が来て募金をしていってくれました。…

原発と子供の癌発症率

今回は2007の12月に報告されたドイツの幼児白血病と原発の関連について書こうと思います。「原発の近くに住んでいる5歳未満の子供の癌の発症率が他と比べて高い」という研究結果が報告されました。この報告書はKikk-Studie(Epidemiologische Studie zu Kre…

カエル救出大作戦

僕の家の近くでは春になると森を走る車道に低い柵が登場します。カエルが車に引かれないようにするためです。3月から4月にかけてヒキガエル(Erdkroete; ヨーロッパヒキガエル)とアカガエル(Grasfrosche; ヨーロッパアカガエル)が産卵をしに水場に向か…

原発を無くす

前回は原発を無くすことが先決問題だということを書きました。私たちが安心して家族や友人、近所の人たちと住み慣れた場所で幸せに暮らしていくためには、大事故の危険がある原発はどうしても止める必要があります。 しかし原子力エネルギーが無かったら日本…

原発政策

今回の福島原発の事故を受け、3月15日の時点でドイツ政府は7つの古い原発を一時停止させることを決定しました。そしてドイツ国内のすべての原発について安全性の確認をすることを決めています。この対応は非常に早かったと驚いていますが、直後に迫る選…

震災、原発事故

震災で家族、友人をなくされた方に深くお悔み申しあげます。またまだ行方不明になっている身内を持っている方には、ご家族がご無事であることを心から祈っています。そして被災地で避難されている人達には、ここ遠く離れたドイツからですがこころから応援し…