環境学を学ぶ

今日僕が書こうと思っている内容は、僕が環境学を学ぶ目的です。
僕は4年前にここフライブルクに来て、今ではフライブルク大学の森林環境学部で"林業、環境"を主専攻、"自然保護、景観保護"を副専攻にして勉強しています。日本の大学に居る時から特に"環境問題"に惹きつけられていましたが、環境先進国と言われるドイツで本格的に環境保護、自然保護といったことを勉強したいと思ってやって来ました。
さて僕が"環境学"を学ぶ目的ですが、簡単に言うと、"私達が周りの自然との調和の中に、豊かに、幸せに生きていく"ことです。幸せに生きるということと、周りの自然を大切にするということは非常に強く結び付いていて切り離せないことだと思います。それは私達ひとは動物や植物などの生物と同じで、地球の上で、つまり、それぞれが複雑に絡み合った関係をもった自然の中で生きているからです。人間も生態系の一部であるとか言われているのがそういうことですが、ここを私たちはもっと自覚する必要があると思います。生活しやすいから、便利だからといって自然、生態系を壊していけば、その一部である私達人間にもその(悪)影響が及ぶのは明らかだと思います。
しかしこの環境や自然を保護していくということがそれ自体が目的になってしまうことはいけないと思います。例えばアマゾンは生物の宝庫であり貴重であるから保護しなくてはいけない。その為にそこに住んでいる先住民にはそこの森から出ていってもらおう。とか木を切るのは自然破壊になるから、今まで里山の木を利用してきたけどもうやめにしようとか、いうことが起こってくると思います。そこに住む人間の生活と彼らの幸せについて全く考えられていません。だからそこに住む人たちのことを考えると同時に環境、自然を守っていかなければいけないと思います。僕は素晴らしい環境の中に、また美しい、そして厳しい自然の中に幸せな生活があると思います。
"環境"は自分の周りのもの全てが当てはまると思います。それは人間関係であったり文化、社会などがあるでしょう。それでは一体どんな"環境"が幸せに生きていくのに必要なのだろうか? 次回はこの事について僕が思っていることをもう少し書いていこうと思います。