遺伝子組み換えトウモロコシ

 今回は6月11のBadische Zeitung に出ていた「遺伝子組み換えトウモロコシ」に就いての記事をお知らせしようと思います。フライブルクのあるBaden-Württemberg(バーデンブルテンベルグ)州で、700ヘクタールの農地に遺伝子操作したトウモロコシの種が使われ事を報じた記事です。
 EUでは遺伝子組み換えトウモロコシを使用した商品は食料品、飼料として許可されていますが、これを栽培することは禁止されています。この遺伝子組み換えトウモロコシの種はNiedersachsen(ニーダーザクセン)州の納入業者からのもので、ドイツ全土の2000ヘクタールの土地に蒔かれたということです。Baden-Württemberg(バーデンブルテンベルグ)州の農業大臣は、この既に蒔かれたトウモロコシを農地から取り除き、表土を砕いて、新しいトウモロコシの種を蒔くことを農家に勧めています。そしてその際の経費は遺伝子組み換えのトウモロコシを作った会社が負担するべきだと説明しています。バーデン地方の農業組合は該当の農家に対し、すばやくそして官僚的でなく補償されるべきだと要求しています。
 遺伝子組み換えの農作物に就いてはフライブルクの街中においてNGO団体が広報活動をしており、多くのスーパーマーッケットでは遺伝子組み換え食品を扱わないことを示しています。