環境教育:Energie-Detektiv EDe(エネルギー探偵団)

今回は小学生向けの環境教育の活動の一つについて紹介しようと思います。Energiedetektiv EDe (エネルギー探偵団)というのは、フライブルク市のあるバーデンブルテンベルグ州の学術省が行っているものです。3人の専門の教育家、演劇教育家が学校へやって来て、子供たち(小学4年生)にエネルギーの事について、子供たちが熱中するように、面白おかしく紹介します。子供たちは沢山の実験や音楽、ゲームや数学などを通し、授業に積極的に参加して自ら自主的に学ぶことができます。こうして子供たちは、エネルギーをたくさん喰う電化製品が何かを測定機で測って見つけてこれからこれらの商品を使わないように心掛け、エネルギーの節約と自然エネルギーの大切さを学びます。そして子供たちは家に帰って両親にこの授業について話し、エネルギーについての情報が書いてあるカードを渡します。このようにして家庭でも両親と一緒に、意識的に環境と財布にやさしい生活が出来るのです。
こうした自治体が主導して行う環境教育はドイツには昔から行われています。費用も州学術省が「国連持続可能な開発のための教育の10年」の枠からの予算で負担しています。