フライブルクで環境について学ぶ会 (Öko-FreiWillig:エコフライヴィリヒ)

今日はフライブルクで環境について学んでいるグループに就いて紹介しようと思います。このグループは僕と僕の友人が発起して2006年の夏につくった日本人の学生を中心とした会です。初めは、(ビールでも飲みながら、あ〜だこ〜だと環境について話せたら)という思いで5、6人の環境に興味のある仲間を集め始めました。会の名前はÖko-FreiWilligと言って、

Öko:エコ(エコロジー)
+Freiburg:フライブルク
+Freiwillig:フライヴィリヒ(自発的な)
= Öko-FreiWillig:エコフライヴィリヒ

と、3つの意味を含んだ名前です。
私たちの会の理念をわかり易く説明すると、名前が示しているように、一人ひとりが自分の目的を持って参加し、それぞれが自発的に会を日々作っていくことを基本として、環境問題について考え、学んでいこうというものです。そしてメンバーの一人ひとりの思いをお互いに尊重し、多様性を大切にしていくことを目指しています。環境問題は非常に複雑で、全ての文化、社会、個人と全ての動植物と無生物にも関わる問題です。だからお互いの理解と調和が大切であって、そしてまたこの互いを尊重し、調和しようと心掛けることを通して私たちは豊かに学ぶことが出来ます。このことは環境問題を考えていく上で大切なことだと私たちは考えています。
具体的な活動方針としては、

    • 互いに切磋琢磨して学び合う。
    • 実際に環境活動をする。
    • 情報、知識の交換をする。
    • 人に伝えていく。
    • 楽しく活動する。
    • 各自の今後の活動の中で、支え合える繋がりを築く。

を掲げています。
私たちの会の実際の活動はどういうものかというと、

    • 週に一回(現在は月曜の20時から)の定例会
    • 年四回(春分夏至秋分冬至)エコフラ通信の発行
    • 勉強会
    • フライブルクのビデオ作製
    • 遠足
    • エコ通貨(前回ブログで紹介)

などです。
環境首都と呼ばれるここドイツのフライブルクには"環境"に対して意識の高い人達が多く訪れます。そんな人たちと共に学んでいけるということはとても価値があることだと思っています。それぞれのメンバーはそれぞれの自分の経験や思い、意見を持っています。色々な視点から様々な考えを聞けるのは僕にとってとても興味深いことです。また会の活動、運営などを通してメンバー各自が色々な事を学んでいける場でもあると思います。例えば、定例会の司会を順番でやることによってどのように会を進行していけばうまく話し合いが出来るのかとか、他の人の意見をしっかりと理解し、自分の考えを良く伝わるように話し、全員で良いものを作っていくことを学ぶことができると思います。
フライブルクのこのエコフライヴィリヒの活動がメンバーの今後の活動の何かしらの助けになって、少しずつ私たちの社会が良くなっていくことを望んでいます。