住み心地の良い街No.1

昨日(8月3日)の新聞(Badische Zeitung)に"(フライブルクが)住み心地が良い街のナンバーワン"という見出しで記事がありました。EUの統計局が"Urban Audit" という調査のなかでヨーロッパの都市における生活の質について調べた結果について書かれていました。この調査ではドイツの40の都市が対象とされました。フライブルクのデータは2009年の末に約500人の市民に電話での聞取り調査をしたものです。この中で98%の市民がフライブルク市の生活の質に対して満足していると回答しています。これはドイツの40の都市の中で一番高い数字でした。
その他公共交通の分野においてもドイツの中で1番、ヨーロッパ中でもフィンランドヘルシンキについで高い数字でした。また医療、スポーツ施設に対する満足度もドイツの都市の中で一番高い数字でした。反対に住宅と職を見つけることにおいてはフライブルク市民は困難を感じているようです。30%の市民だけがフライブルクで職が簡単に見つけることができると回答しています。そしてたった8%のフライブルク市民が妥当な値段で満足する住居を簡単に見つけることができると答えています。これは40のドイツの都市の中で下から2番目の数字でした。
この記事の中に、ドイツは40の都市の満足度の平均が94%と高く、一般的に住み心地のよい国であるとしています。94%もの人が自分の街に満足して暮らしているというのは正直僕は驚きました。確かに僕もフライブルクの街は素敵で住み易く満足していますが、他のドイツ人もそして他の都市に住んでいる人たちもここまで多くの割合の市民がそう感じているとは思いませんでした。さて日本で同じような統計を取ったらどうなるでしょうか?自分の住む街が、ドイツ市民のように満足するようなものでないのであれば、満足できるような素敵な街に市民が自ら変えていく意識が必要だと思います。